Queensland Sotheby's International Realty
オーストラリアの「サンシャイン・ステート」と呼ばれるクイーンズランド州の州都ブリスベンは、アウトドア中心のライフスタイルや一年中天気が良いことで有名です。また近年は国内有数のクリエイティビティの中心地として、急速に変貌を遂げています。2032年夏季オリンピックの開催都市決定を受け、その変貌のスピードはますます加速。政府や芸術団体の投資に牽引されて、ブリスベンの芸術活動は発展しつづけています。クイーンズランド・アート・ギャラリーの本拠地であるブリスベン川沿いの活気ある地区であるサウスバンクの象徴的な美術館、クイーンズランド近代美術館(QAGOMA)、クイーンズランド・パフォーミング・アーツ・センター(QPAC)、クイーンズランド博物館などから、不動産市場を大きく変える革新的な建築プロジェクトまで、あらゆる場所でその変化がみられます。
オリンピックで注目を浴びる以前から、ブリスベンはもう1つの大規模イベントの準備を進めてきました。2024年11月にQAGOMAで開幕した第11回アジア太平洋現代美術トリエンアーレです。アジア太平洋全域から様々な芸術家が参加し、同美術館の旗艦イベントの1つであるトリエンナーレでは、ブリスベンが多文化の創造性を受け入れてきたことを感じ取れます。クイーンズランド州のリーアン・イーノック芸術相は「国内有数の文化施設であるQAGOMAは、2032年のブリスベン五輪で世界の注目が集まるのに先立ち、カルチャーツーリズムを成長させ、芸術家のキャリアを築く上で重要な役割を果たしている」と述べています。
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ブリスベンのクリエイティブな精神とデザイン先進都市としての評判が、ユニークな建築デザインに大きな影響を与えています。素晴らしい住宅の多くは、建築家・設計者と住宅の所有者が協力して設計しています。「この都市には多くのクリエイティブな人々が暮らし、また街自体もとても美しいです。市としてもこの町がクリエイティブであることを奨励しています」とサザビーズ・インターナショナル・リアルティのシニア・セールス・エグゼクティブであるタイソン・クラーク氏は説明します。
その一例として、ブリスベンの湾岸地区マンリーの丘の中腹にある壮観な家があります。所有者が建築家と共同で設計したこの家は、屋内外をスムーズに行き来できるよう設計され、インフィニティプールに面した3階のリビングとダイニングスペース、アンティークのフレンチ・オークの寄木細工と、キッチンのアンディ・ウォーホル風の大胆なタイルが特徴です。「住宅所有者が設計に深く関わるのは当然のことです。ブリスベン住民は誰もが建築に高い関心を持っています」とクラーク氏は述べています。
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「ピースビル」は、クリエイティブなセンスとアウトドアライフを楽しむためのもう1つのよい例です。市内中心部から14kmしか離れていないチャンドラーに位置し、レッドランド・アート・ギャラリーに近いこの建物は、エンターテインメント性を重視したリゾート風邸宅として設計されました。ウォータースライダー付きのプール、炉がある広々としたバーベキュー・エリア、厩舎、果樹園に屋外映画館まで備えています。「究極のライフスタイル物件です。ブリスベンにある多くの建築物と同様に、この家は1年を通してアウトドアライフを満喫できます。」とクラーク氏は述べています。
ブリスベン市中心部にさらに近い魅力的なヘンドラ地区には、広大なガーデンオアシスの中に建つ大きな家族向けの邸宅があります。この600平方メートルの家は、ブリスベンの建築がいかに屋内空間と外部空間をスムーズにつなぐよう設計されているかを示す、もう1つの印象的な事例です。
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これらの住宅は、ブリスベンがライフスタイルと創造性が文化に織り込まれた都市であることを示す良い例となっています。「ブリスベンは常に進化を続けており、QAGOMAでの新しい展覧会をはじめとし、植物園で最近開かれた、国内外の著名なアーテイストによる息をのむような光を使うインスタレーションのイベントまで、常に新しい最先端の文化体験に恵まれています。その創造性は、美食から観光、不動産市場まで、この都市での生活のあらゆる側面に現れています。それがブリスベンの魅力です(クラーク氏)。」
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